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日本、台湾にアストラゼネカ製ワクチンを提供へ

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日本、台湾にアストラゼネカ製ワクチンを提供へ

5月中旬から新型コロナ変異株の感染が拡大している台湾。5月17日以降は連日、300人前後の新規陽性者が出ていますが、中国の圧力などもあり、ワクチンの接種が進んでいません。そんな台湾に日本政府はアストラゼネカ製ワクチンの支援を検討し始めました。双方にとってどんなメリットがあるのか、調べてみました。

ワクチンが足りない台湾

「Our World in Data」によると、5月26日現在、台湾のワクチン接種回数は32万5247回で、「接種が遅い」と言われている日本の1059万回を大きく下回っています。これは、台湾に届いているアストラゼネカ製ワクチンとモデルナ製ワクチンが26日現在70万回分しかないためで、蔡英文総統は同日、ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンについて「ビオンテックの工場から調達する予定だったが、契約直前で中国に妨害された」と明かしました。

中国側はこれを否定し「人道的支援」として中国製ワクチンの提供を申し出ていますが、台湾政府は「情報が不透明で、信頼性に欠ける」としてこれを拒否しています。

日本ではアストラ製ワクチンの使い道決まらず

日本の厚生労働省は21日、アストラゼネカ製ワクチンを承認しましたが、現在、自治体での接種はファイザー製、大規模接種センターはモデルナ製を使っており、アストラゼネカ製ワクチンは承認したものの、使い道が決まっていない状態です。ファイザーとモデルナの契約だけで接種対象者分を上回っており、国内ではすぐに活用できる場がなさそうです。

台湾ではアストラ製を使用

台湾では既にアストラゼネカ製ワクチンの接種が行われており、日本が活用できない一部のワクチンを台湾に提供して支援することは、台湾にとってプラスになります。アストラゼネカ製ワクチンはKMバイオロジクスやニプロなどが日本国内で生産できる体制を構築しており、日本で生産したワクチンが、世界の役に立つ可能性があります。

「3・11」から続く助け合い

2011年の東日本大震災の際に、台湾から多くの支援が寄せられたことが大きな話題となりました。その後も2016年の台湾南部地震や熊本地震などの際にも双方が助け合い、昨年日本でマスクが不足した際には、台湾から多くのマスクが送られました。

日本国内でのワクチン接種に影響のない形での台湾へのワクチン支援。これが実現して双方の感染状況がいち早く改善されることを願っています。

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