コラム世界のコロナ事情

マレーシアで感染が急拡大 その理由は?

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【データ元】Malaysia: Coronavirus Pandemic Country Profile – Our World in Data

マレーシアで感染が急拡大 その理由は?

新型コロナウイルスの感染拡大初期には、厳格な水際対策やロックダウンで感染を食い止めたマレーシア。台湾やニュージーランドなどとともに「コロナ対策に成功した国」として評価されましたが、今年5月に入って感染者が急増。6月1日からは再びロックダウンすることとなりました。どうしてマレーシアでこんなに感染が拡大したのでしょうか?

感染拡大初期の封じ込めに成功

2020年の感染拡大初期には、クアラルンプールにあるイスラム教のモスクで集団感染が発生したマレーシア。ムヒディン首相は3月18日から、自国民の出国と外国人の入国を全面的に禁止し、事実上の国境封鎖をアジアで初めて実施しました。同じタイミングで学校の休校措置や、州をまたいだ移動の禁止、宗教・社会活動の制限など、厳格なロックダウンも実施。こうした措置は6月まで続き、感染の封じ込めは一定の成果を得ました。

昨年10月から感染者が急増

厳格なロックダウンが段階的に解除されてからも、感染者が少ない状態は9月まで続きました。しかし10月に入ると感染者が急増。9月5日には1日あたり5人しかなかった新規感染者が、1カ月後の10月5日には432人に増加。11月5日には1009人、12月10日には2234人と増加が止まらず、21年1月30日には5728人まで増加しました。

4月後半から過去最多レベルで増加

2月に入ると感染者数はピークアウトして減少傾向に転じますが、4月後半から再び感染者が急増。5月29日には新規感染者が9020人となり、人口当たりの新規感染者数がインドを上回る事態となりました。

変異株や断食月が影響との見方も

こうした感染者急増の原因としては、昨年末の感染拡大期からの英国型変異株の急増に加え、インド型の流入も影響していると見られています。同じ東南アジアでは、ベトナムで英国型とインド型の特徴を併せ持つベトナム型が見つかるなど、変異株が各地で猛威を振るっており、マレーシアもこの波に巻き込まれた形となりました。

また、イスラム教の断食月「ラマダン」(今年は4月13日〜5月12日)には、夜市のラマダン・バザールが連日各地で開かれ、最終日にはラマダン明けを祝う大祭が行われ、多くの人々が集まったことも原因と考えられています。

今回のロックダウンも「全面的に」

6月1日から始まった2回目のロックダウンでは、スーパーマーケットなど政府が必要と認めた店舗以外は営業を認めず、多くの工場でも生産が停止しています。期間は2週間の予定ですが、1回目のロックダウンよりも感染が拡大しており、短期間で感染を食い止められるかどうかについては厳しい見方も出ています。

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