コラムワクチン

日本が1100億円拠出する「COVAX」とは?

スポンサーリンク
コラム

日本が1100億円拠出する「COVAX」とは?

日本政府と国際組織「Gaviワクチンアライアンス」が共催する「COVAX(コバックス)ワクチンサミット」が6月2日、オンライン形式で開催されました。議長を務めた菅首相は、国内向けに確保しているワクチンのうち約3000万回分をCOVAXなどを通じて海外に提供し、COVAXへの8億ドル(約880億円)の追加拠出を表明しました。COVAXに対しては既に2億ドルを拠出しており、合わせて10億ドル(約1100億円)の拠出となります。この「COVAX」とはいったいどういう枠組みなのでしょうか?

COVAX って何?

COVAXは「COVID-19 Vaccines Global Access」の略で、新型コロナウイルスワクチンのグローバルなアクセス、つまり公平な分配を目指した枠組みとなります。新しい感染症が出現した場合、そのワクチンを開発した国や高所得国にワクチンが集中し、発展途上国がなかなかワクチンの恩恵を受けられないことが多く、新型コロナでそうした事態を防ぐために世界保健機関(WHO)やGaviワクチンアライアンスなどが主導して2020年4月に設立されました。

日本や中国など約180カ国・地域が参加

COVAXは高・中所得国が拠出した資金を使ってワクチンを企業から共同購入し、資金提供した国や低所得国に分配するという仕組みを取っています(低所得国は無償提供)。

これまでに日本や中国、EUなど180以上の国・地域が参加しています。アメリカはトランプ政権下ではWHO脱退を表明していたため参加していませんでしたが、バイデン政権となりWHO脱退を撤回し、COVAXにも参加しています。

資金不足が課題

COVAXでは途上国のワクチン支援のために83億ドル(約9130億円)を必要としており、そのうち17億ドル(約1870億円)が不足していると言われています。今回、日本が拠出を表明した8億ドルは不足分の約半分の額となり、これによりCOVAXは目標額を確保することになりました。

ワクチン提供はアストラ製の見込み

日本がCOVAXに供給するワクチンは、承認されたものの使用の目処が立っていないアストラゼネカ製ワクチンになる見込みです。国内企業の工場で生産する分をCOVAXや台湾に提供するとしており、各地で進んでいるワクチン接種への影響はなさそうです。

【PR】Flowflex 新型コロナウィルス抗原検査キット2in1

スポンサーリンク
スポンサーリンク
COVID19タイムス【こびっど19タイムス】
タイトルとURLをコピーしました