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「ワクチン接種後に感染」との報道を見て思うこと

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「ワクチン接種後に感染」との報道を見て思うこと

新型コロナワクチンの接種が進むにつれ、全国各地からワクチンに関するさまざまなニュースが飛び込んできます。中にはワクチン接種後に感染したというニュースもあり、中にはワクチンへの不安を煽る書き方をしているものもあります。

「ワクチンは効果がない?」と思わせる見出し

京都新聞は6月15日、「ワクチン接種後、滋賀で感染30人 新型コロナ、うち5人は2回接種後」との見出しで記事を発表しました(※1)。

滋賀県が同日発表したファイザー製ワクチン接種済み医療従事者の感染状況について書いたもので、接種後に感染したのが30人(全体の数は記載なし)、2回目の接種後に感染したのが5人となっています。

読み進めないと誤解が解けない

見出しとリードだけを読むと「ワクチンを打っても効果がない」と思ってしまいそうですが、25人は1回しか接種していないので当然抗体ができておらず、読み進めると、2回接種した人も「接種後1週間以内の感染が3人、3週間以内と5週間以内が各1人だった」と書いてあり、5人のうち3人は期間的にも抗体ができる前だったことがわかります。

その後にようやく、「厚生労働省は同社製ワクチンについて、2回目の接種後、1週間程度たってから十分な免疫ができ、発症予防効果は約95%との報告がある、としている」との表現が出てきます。

最後まで読んだ人と読まない人で理解の差が

この記事は最後まで読んで初めて、「ワクチンを接種したが、有効性がわかる前の段階で28人が感染した」ということが理解できます。ワクチンの有効性に関わる感染例は2回目接種後3週間以内と5週間以内の2人だけだったということです。見出しだけ見て内容を見なかった場合と、大きく理解が異なります。

コロナは新しい病気で、変異株もどんどん出てきていますので、わずかなデータでも手がかりになる可能性があり、自治体によるこうした発表には大きな意味があります。それを報じるメディアが、センセーショナルに誘導するのではなく、地に足をつけて報道してくれれば、誤解もさらに減るのではないかと思います。

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