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開発進むキューバ製ワクチンってどんなもの?

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開発進むキューバ製ワクチンってどんなもの?

キューバ政府は6月21日、3回接種型の国産ワクチン「アブダラ」について、最終段階の治験で92.28%の有効性を確認したと発表しました。

一部の日本メディアもこのニュースを取り上げましたが、このニュースを見て「キューバで国産ワクチン? 3回接種? 有効性92%? ちょっと待って、情報量が多すぎる」と驚いた方もいらっしゃると思います。そこで今回はキューバ製ワクチンについて調べてみました。

キューバでワクチン開発ってどういうこと!?

新型コロナワクチンの開発製造国といえば、欧米や中国、ロシアを思い浮かべる方が多いと思います。そこに飛び込んできた「キューバ製ワクチン」のニュース。しかも治験は最終段階で、有効性もファイザーモデルナ並みに高いとのこと。どうしてキューバではこんなに早くワクチン開発が進んでいたのでしょうか。

実は医療水準が高いワクチン開発国

キューバでは1959年の革命以降、医療制度の拡充に力が注がれ、中南米では医療水準の高い国とされてきました。予防医療にも取り組み、B型肝炎や肺がんのワクチンを自国で開発するなど、国産ワクチンの開発にも注力してきました(※1)。

こうして開発されたワクチンは全国民が公費で定期接種することができるほか、中南米やアフリカなどにも輸出されています。

アメリカの経済制裁も影響

キューバといえばアメリカから長期に渡り経済制裁を受けていることも知られていますが、その制裁も医療に影響を与えました。人工呼吸器などの医療機器や医薬品の輸入が制限され、治療や供給に支障をきたしてしまい、医薬品やワクチンを自国で開発せざるを得ませんでした。このことも結果的に医療水準や開発レベルを引き上げる要因となりました。

「アブダラ」など計5種類が開発中

今回記事になった「アブダラ」は組み換えタンパク質ワクチンとなります。今年3月から治験の最終段階が行われ、19〜80歳の約4万8000人に対して2週間ごとに3回接種を実施した結果、有効性は92.28%だったようです。ファイザーやモデルナなどのmRNAワクチンに匹敵する有効性で、アストラゼネカ製や中国製などを大きく上回っています。

キューバでは計5種類のワクチン開発が進められ、すでに国民1130万人の約8%がこれらワクチンの接種を終えており、8月までに60%に接種するとしています。

意外な医療大国だったキューバ。世界的なコロナワクチン不足が続けば、やがて脚光を浴びるかもしれませんね。

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