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「ワクチンが心疾患に関連」とのロイター報道を読み解く

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「ワクチンが心疾患に関連」とのロイター報道を読み解く

ロイター通信は6月23日、米疾病対策センター(CDC)の作業部会が、ファイザー・モデルナ製新型コロナウイルスワクチンが、若者に見られるまれな心疾患の症状と関連している可能性が高いとの見解を出したと発表しました。実際のところはどうなのでしょうか。

心疾患との関連報道に積極的なロイター

ロイターの日本語版サイトでは、「ファイザー・モデルナ製ワクチン、若者の心臓疾患と関連性の可能性=CDC」との見出しで短い記事が掲載されています(※1)。ロイターはこれ以前にも「ファイザー製ワクチン、接種後に心筋炎」との記事を発表しており(※2)、ワクチンと心疾患の関連性についての報道を他メディアよりも積極的に行っています。

今回の報道内容は?

22日の報道では、「心膜炎などの心臓疾患の症例は、2回目のワクチン接種後1週間、特に男性に多い」「CDCが確認した心臓疾患で入院した30歳未満の人は309人。うち、295人が退院した」と書いてありますが、母数が書かれていないため、全米の接種者を対象にしている可能性もあり、その場合は発症率が極めて低い数字になります。

見出しと内容に大きなギャップ

記事では、309人中295人が退院したと書かれた後に「発症後は一般的に症状が回復し、良好な経過をたどる」と付け加えられ、最後には「心臓疾患の副作用は『極めてまれ』である」との専門家コメントで結んでいます。

このため、最初に見出しを読んだ時と、記事を全文読んだ時とでは、印象が大きく異なります。

不安を煽る見出しに注意

見出しで若者の接種に対する不安を煽りながら、内容を読むと「極めてまれ」で結論づけるような手法は、どのメディアも多用しています。新型コロナに関するフェイクニュースが最近また話題になっていますが、こんなご時世だからこそ、世界的メディアぐらいは見出しで煽るようなことをせずに、しっかり地に足をつけた報道をしてもらいたいですね。

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