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「ワクチン1回接種で免疫できる」丸川五輪相発言の真偽に迫る!

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「ワクチン1回接種で免疫できる」丸川五輪相発言の真偽に迫る!

丸川珠代五輪相は6月29日の閣議後に開かれた記者会見で、東京五輪・パラリンピックのボランティア7万人への2回目のワクチン接種が大会開始まで間に合わないとの指摘に対し、「まず1回目の接種で、1次的な免疫をつけていただく」と発言しました(※1)。多くの人が驚いたと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか? 丸川五輪相の名誉のために、念のため検証してみました。

1回接種では変異株への効果が期待できず

米疾病対策センター(CDC)は以前、1回の接種でも感染リスクは約80%減るとの調査結果を明らかにしました。しかしこれは従来株での話。ワクチン接種が進んでいたチリで、1回だけ接種して「ウェーイ」とビーチに繰り出し、一気に感染が拡大したように、変異株に対してはこんなに高い効果は期待できないという考え方が一般的です。

インド型への効果はたった30%

日本経済新聞の報道によると、イギリスでファイザー製またはアストラゼネカ製ワクチンを1回のみ接種した人を対象に、インド型変異株に対する発症予防効果を調べたところ、34%しか効果がなかったことが判明しています。

英国型に対しても同様の調査が行われましたが、こちらも51%と低い結果になりました(※2)。

3割しか効果がないものを例に出す真意は

現在、東京で感染の中心となりつつあるのはインド型で、それに対し30%程度しか効かないものを例に挙げて「免疫をつけていただく」と発言した真意はどこにあるのでしょうか。

5月ぐらいにIOCからワクチン供給を受けて接種を進めていれば、選手もボランティアも五輪に間に合わないことはなかったと思いますが、森前組織委員会会長の辞任騒動や五輪開催に対する批判、ワクチンの高齢者接種が思うように進んでいなかったことが重なり、対応が後手に回った可能性もあります。

また、政治家が自分の非を認めて謝罪するのは、汚職事件などで本当に言い逃れができなくなった時だけですから、対応の遅れについて少し詫びることもできない議員の体質が、苦し紛れの言い逃れに走らせてしまったのではないでしょうか。

信頼回復への道のりは遠く

河野ワクチン担当大臣が情報番組などでコロナに関するフェイクニュース撲滅を訴える中、身内であるはずの現職閣僚がこうした「フェイクニュース」を発言してしまったことで、政権の信頼回復の道のりはさらに険しくなったのではないでしょうか。

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