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豪州で確認された「すれ違い感染」とは?

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豪州で確認された「すれ違い感染」とは?

新型コロナウイルス対策に成功した国として挙げられてきたオーストラリア。感染対策が機能していたため、これまで大きなニュースになることが少なかったのですが、最近になって変異株の感染が拡大。シドニーでロックダウンが行われるなど、各地で対応が強化されています。

オーストラリアの感染状況

オーストラリアは昨年からの累計感染者数が約3万人、死者が910人で、ニュージーランド台湾などと同様に、周囲を海で囲まれた地理的優位性を生かし、徹底した水際対策で感染拡大を食い止めてきました(同様の優位性を保つ日本が食い止められていないのが非常に残念ですが)。

昨年3月の第1波、8月の第2波を乗り越えた後は、1日あたりの新規感染者数が50人を超えることがなく、今年に入ってからは死者も出ていません(6月30日現在)。

運転手の感染から変異株が拡大

そんな豪州の状況が変わったのが6月16日。国際線の乗務員を送迎する運転手の感染がシドニーで確認されてから、新規感染者数がじわじわ増加。6月30日には48人となり、今年の最多を更新しました。運転手が感染したのはインド型変異株でしたが、この運転手とショッピングセンターで数秒間すれ違っただけで感染したケースも見られ、インド型の感染力の強さを示しています。

シドニーなどでロックダウン実施

シドニーでは独自の接触者追跡システムにより、これまで感染者の拡大を食い止めてきました。昨年3月の第1波ではロックダウンが実施されましたが、5月以降は段階的に解除しており、国内の他地域がロックダウンに入った場合でも、シドニーは回避してきました。

しかし、今回は地元で感染が拡大していることもあり、6月末には期限を区切ったロックッダウンを実施。すでに感染は全国に拡大し、他の地域でもロックダウンが始まっています。

オーストラリアの事例から学ぶ点は

5月中旬に感染が急拡大した台湾も、徹底した追跡調査と水際対策、外出自粛によって、7月1日には新規感染者数が47人にまで減少しました。今回のオーストラリアの感染対策でもこれらが徹底されています。

一方、日本では東京五輪開催を控えていることもあり、水際対策も追跡調査も外出自粛も全部緩めまくっています。追跡調査をしっかり行えば「数秒間すれ違っただけで感染する」というインド型の特徴が日本でも明らかになっていたかもしれませんし、「3密」対策が通用しない可能性について、さらに研究が進んだかもしれません。

インド型に対してどういう対策が効果的なのか。日本でももっと具体的な議論が進んでほしいですね。

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