コラムワクチン変異株

モデルナ製ワクチン「変異株に有効」も抗体は半数以上減

スポンサーリンク
コラム

モデルナ製ワクチン「変異株に有効」も抗体は半数以上減

米製薬会社モデルナが6月29日、同社製の新型コロナウイルスワクチンがインド型変異株「デルタ株」にも有効だと発表しました。NHK(※1)やフジテレビ(※2)もこの件について「変異株に効果あり」という点を強調して報道しましたが、実際は生成される中和抗体数が半数以上減少しているようです。

8人の血液データを元に発表

モデルナの発表によると(※3)、実験は同社製ワクチンの第1相試験に参加した8人が2回接種し終えて1週間後の血液を使って実施。中国湖北省武漢市で最初に確認された従来株と変異株に対する中和抗体数の比較が行われました。

新しい変異株ほど抗体が減少

英国型「アルファ株」に対する中和抗体数は、従来株とほぼ変わりませんでしたが、他の変異株ではインド型「デルタ株」が従来型の約2分の1、ブラジル型「ガンマ株」とインドで確認された「カッパ株」が約3分の1、複数国で確認された「エータ株」で約4分の1などという結果になりました。新しい変異株ほど抗体数が減少していますが、モデルナは「ある程度減少」という表現を使い、ワクチンが変異株にも有効だと発表しています。

南ア型では抗体が約8分の1に

NHKとフジテレビは報じていませんが、南ア型「ベータ株」についても中和抗体数が発表されており、そちらは従来株の「約7分の1から8分の1」となっています。中和抗体は時間の経過とともに減少していくので、スタートラインで8分の1に減少していたら、さすがに効果の持続期間は短縮されると考えられます。

さまざまなデータから分析する必要あり

今回は変異株に対し生成される中和抗体数の減少に関する具体的なデータであり、非常に貴重なデータと言えます。ワクチンの効果については、他にも有効率や重症化防止など、さまざまな研究データも存在します。「抗体が減るから意味がない」「モデルナが有効といったから有効」ではなく、いろいろなデータをもとに多角的に見ていく必要があるのではないでしょうか。

【PR】Flowflex 新型コロナウィルス抗原検査キット2in1

スポンサーリンク
スポンサーリンク
COVID19タイムス【こびっど19タイムス】
タイトルとURLをコピーしました