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知っておきたい「ブレークスルー感染」とは?

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知っておきたい「ブレークスルー感染」とは?

新型コロナウイルスの流行とともに、「ブースター接種(追加接種)」や「ブレークスルー感染」など、今まであまりなじみのなかったいろいろな言葉が登場しています。今回はその「ブレークスルー感染」について調べてみました。

「ブレークスルー感染」の意味

「ブレークスルーと聞いて何を思い浮かべるか」と質問されて、「B’zのアルバム」と答えた人は、もしかしたら同世代かもしれません(笑)。

「breakthrough」には「突破する」などの意味があり、「ブレークスルー感染」は日本語では「打ち抜き感染」と呼ばれ、ワクチン接種が完了したにも関わらず、そのワクチンが目的とする病原体に感染してしまうことを指します。

アメリカでブレークスルー感染例が続出

7月15日にはMLBニューヨーク・ヤンキースの選手6人に陽性反応が出たと報じられました。チームは新型コロナワクチンの接種をほぼ終えており、2回目のブレークスルー感染としてメディアに大きく報じられました。このほか、東京五輪に出場する予定だったバスケットボールの選手などにも感染が広がっています。

米疾病対策センター(CDC)の集計によると、今年4月までにブレークスルー感染と報告された人は1万262人で、ワクチン接種完了者1億100万人の約0.01%でした。

感染する理由は?

感染する理由については

「ワクチンの有効性が100%ではない」

「接種後に獲得する中和抗体量に個人差がある」

「デルタ株のように感染力が強い変異株が出現している」

などの理由が挙げられます。

「100%ではない」というと「なんだ、ワクチン意味ないじゃん」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、アメリカ政府が承認しているワクチンの有効率はファイザー製とモデルナ製が約95%、ジョンソン&ジョンソン(J&J)製が約70%となっています。ヤンキースが接種したワクチンは、こちらの記事で紹介したようにJ&J製でした。

データ上では、前記2社製で約5%、J&J製で約30%の人に抗体ができないことになっていますが、実際にブレークスルー感染したのは約0.01%なので、ワクチンがブレークスルー感染も食い止めていると見ていいかもしれません。

感染しても症状は軽くなる

米CDCが医療従事者や救急隊員など3900人以上の「エッセンシャルワーカー」を対象に行った調査では、ブレークスルー感染した場合の体内ウイルス量は通常の感染より40%少なく、発熱の可能性も58%低かったということでした。この結果から、たとえ感染した場合でも、ワクチンが重症化を食い止めていることがわかります。

ワクチン接種が進んでいるアメリカの姿は、もしかしたら数カ月後の日本の近未来像かもしれません。今、アメリカで起こっていることを、少しでも理解し、今後に役立てていきたいですね。

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