コラム世界のコロナ事情

政情不安続くミャンマーで感染者が急増

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政情不安続くミャンマーで感染者が急増

今年2月に国軍によるクーデターが発生したミャンマー。実権を掌握した軍事政権に抗議する市民のデモの様子が日本メディアでも連日報じられましたが、そんなミャンマーで現在、新型コロナウイルスの感染者が急増しています。

ミャンマーの感染状況

【データ元】Myanmar Coronavirus Pandemic Country Profile – Our World in Data

ミャンマーでは昨年8月まで新型コロナウイルスの感染者がほとんど報告されていませんでしたが、9月から感染者が急激に増加。1日あたりの新規感染者数が2000人に達する日もあり、この第1波は今年2月まで続きました。

偶然かどうかは不明ですが、今年2月に国軍が実権を掌握すると感染者が減少。その後は新規感染者数が50人以下で推移していましたが、5月末から感染者が再び増加。7月14日には新規感染者が7083人となり、過去最大規模の感染拡大に見舞われています。

クーデター後の混乱も一因

ミャンマーで感染が拡大した理由として、クーデター後の政情不安も挙げられます。医療体制はもともと脆弱でしたが、クーデター後に多くの医療関係者が国軍への不服従運動に参加し、職場を離れたため、医療従事者が不足しているようです。

国軍は中国やロシアからワクチンを確保し、医療従事者や高齢者などを対象に接種を始めていますが、市民の中には国軍が確保したこれらワクチンに対して「コロナより怖い」という不信感もあり、6月4日時点で接種を完了した人の割合はわずか3%にとどまっています。

酸素ボンベを求める患者の家族

現地の人権団体によると、6月30日現在、国軍による弾圧の死者は884人の上っており、治安部隊と民主派市民が結成した「人民防衛隊」との戦闘が激しくなっているようです(※1)。

病院に入ることすらできない患者も増えており、医療崩壊も進みつつあります。医療用酸素も不足しており、患者の家族が酸素ボンベを買い求めるため、直接工場に行って並ぶ光景も見られているとのことです(※2)。

日本が酸素濃縮器700台を支援へ

感染状況がさらに深刻化すると、市民の生活がさらに厳しくなると予測されています。日本政府は7月21日、酸素濃縮器700台をミャンマーの医療機関に送る方針を決めましたが、国軍ではなく市民に伝わる形で、さらに支援が進むことを願っています。

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