コラム今後のコロナについて新型コロナの基礎知識

40〜50代の感染者急増、東京は重症者の半数に

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40〜50代の感染者急増、東京は重症者の半数に

新型コロナウイルスの第5波の感染拡大が続いていますが、FNNの取材によると、8月になって東京都内で自宅療養中の感染者と見られる30〜50代の8人が亡くなり、うち6人が50代、1人が40代だったようです(※1)。「50代問題」という言葉が使われるように、最近では40代や50代の感染が目立っています。

60歳以上は感染・重症化リスク減

8月5日現在、65歳以上の高齢者のワクチン接種状況は、1回以上接種が全体の約87%、2回接種が約79%となっており、65歳以上は約8割が接種を完了しています。変異株の感染拡大が続いていますが、この世代の高齢者の感染者数は他の世代と比べて大きく増えていません。

60〜64歳も同様に接種が進んでおり、感染・重症化リスクは高まっていません。

40〜50代のリスクが最も高くなった

60代以上はワクチン接種の優先順位が高かったのですが、政府は60歳以下を世代ごとに分けずに「その他大勢」として一括りにしたために、40〜50代は「予約ができず、ワクチンも足りない」状況の影響を受けてしまいました。

10代や20代などの若い世代は、コロナに感染しても重症化しづらい(基礎疾患がある場合など重症化する場合もあり)と言われています。60代以上はワクチンで守られ、若い世代は重症化しづらい。そうなると、ワクチン接種の順番が回らず、軽症で済まない40〜50代のリスクが最も高くなります。

7月28日の日本経済新聞のサイトによると(※2)、すでに都内の重症者の5割が40〜50代となっているようです。

大事にされない現役世代

現役世代で社会に貢献し、仕事のために外出を強いられることがあるのに、ワクチンが回って来ずに感染・重症化リスクも高い。そんな40〜50代の感染者が急増している事態を受け、小池東京都知事は8月2日、「40代と50代でまだ接種を受けていない方々には、ワクチン接種をできるだけ早くお願いしたい」と呼びかけましたが(※3)、ネット上では「打ちたくても予約できない」「最初は高齢者、次は若者でやっと40〜50代への呼びかけか」などの声が相次ぎました。

いろいろ我慢をしながら、経済を回すために頑張っている世代が後回しにされ、高い感染リスクにさらされている状況は非常に心苦しく思います。現役世代の感染を防ぎ、活力を取り戻すためにも、政府や自治体にはさらに有効な対策を実施してもらいたいものです。

追記

北区では、8月14日(土曜)正午から、50歳代限定でワクチン予約 約3,500人分順次開放するようです。

新宿区でも、50歳代をフォローする予告が出ています。今後公式SNSや区ウェブサイトで、更新されるようですので、ご注目ください。

このような流れが、数多くの自治体で採用され、望む人にいち早く接種機会が進むことを祈念してなりません。

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