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南米チリで3回目のブースター接種開始

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南米チリで3回目のブースター接種開始

インド型「デルタ株」の爆発的な感染拡大により、日本でも最近、ワクチンの接種完了者を対象とした「ブースター」と呼ばれる追加接種の実施について議論が行われていますが、南米チリではこのほど、高齢者を対象とした3回目の追加接種が始まりました。

国民の67%が接種完了なのに感染拡大

チリでは早い段階からワクチン接種が進んでおり、Our World in Dataによると、8月8日現在、国民の74%が1回以上の接種を終え、67%が必要回数の接種を完了しています。

【データ元】Chili Coronavirus (COVID-19) Vaccinations – Our World in Data

2月3日からワクチン接種が始まり、4月中旬には人口の35%にあたる684万人が1回目の接種を終えましたが、4月から6月にかけて感染者が増加。専門家は当時、感染拡大の理由として「ワクチンを1回接種したことによる油断」や「中国シノバック製ワクチンの有効率の低さ」などを挙げていました。

シノバック製ワクチンは全体の7割以上の接種で使われていますが、チリ政府は最近、このワクチンの免疫力が6カ月で低下することが確認されたとして、ブースターの導入を決めました(※1)。

ブースター接種の対象はシノバック製接種者

8月11日に始まったブースター接種は、「3月31日までにシノバック製ワクチンを接種した86歳以上」が対象で、英アストラゼネカ製ワクチンを使用。今後は米ファイザー製も活用しながら対象を55歳以上に拡大し、1カ月で200万人の接種を目指すとしています。

「ラムダ株」の感染増を食い止められるか

※左軸が新規感染者数(短軸)、右軸が死者数(7日間平均)に対応しています

【データ元】Chili Coronavirus Pandemic Country Profile – Our World in Data

人口約1900万人のチリでは、隣国ペルーで最初に確認された「ラムダ株」の感染が広がっており、これまでに162万人が感染し、3万6000人が亡くなっています。ワクチン接種が進みながらも、変異株の拡大でブースター接種を開始することになったチリ。今後の感染者数の変化は、ブースター接種の導入を検討する他の国にとっても、一つの参考となりそうです。

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