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ワクチン接種が進んでいる国の状況は?(2)

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ワクチン接種が進んでいる国の状況は?(2)

新型コロナウイルスワクチンの接種率が最も高い3カ国・地域の状況ついて、前回の記事で紹介しました。今回も接種率が高い国の状況について、いくつか見ていきたいと思います。

接種率が高いのに追加接種が始まったUAEとチリ

前回紹介したアイスランドとほぼ変わらない接種率なのがアラブ首長国連邦(UAE)。ドバイやアブダビなどの首長国が有名な人口約977万の連邦国家ですが、必要回数の接種率は73.2%(8月17日現在)で人口の4分の3近くが接種を完了したことになります。しかしUAEでは中国シノファーム製ワクチンも接種に使われていて、十分な抗体が確認できなかったケースも多かったため、同ワクチン接種者に対する3回目の追加接種(ブースター接種)が始まっています

また、先日の記事でご紹介したチリも、68.2%(8月15日現在)という高い接種率となっていますが、中国シノバック製ワクチンの信頼性の低さから、8月11日より追加接種が始まっています。

接種率が頭打ちのイスラエル

日本で新型コロナワクチンの接種が始まった春先から、「接種が進んでいる国」として、当サイトでもたびたび取り上げてきたイスラエル。8月17日現在、接種率が62.7%となっていますが、思ったほど増えていない印象です。

Our World in Dataによると、今年1月から接種が始まったイスラエルでは、3月16日に必要回数の接種率が50%を突破。そのまま順調に60%、70%……と数字が伸びると思われましたが、約4カ月経った7月8日にようやく60%を超え、そこからも約3%しか伸びていません。

その理由については、若年層へのワクチン接種が進んでいないことが挙げられます。以前の記事で、6月末から始まった感染拡大について触れましたが、若い世代を中心に感染が流行したその波は現在も拡大しており、追加接種と若者への接種がイスラエルの大きな課題となっています。

接種率6割以上でも悩みは尽きない

上に挙げた各国の状況をまとめると、接種率が6〜7割であっても、「打ったワクチンのデルタ株への有効率が低く、追加接種が必要」や「若年層への接種が進まず、そこからデルタ株の感染が拡大」といった課題を抱えています。

接種率がこれほど高いと、重症化はある程度抑えられるようですが、デルタ株が蔓延している状況下では、集団免疫の獲得や感染を完全に防ぐことはなかなか難しいかもしれません。

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