コラムワクチン世界のコロナ事情

ワクチン接種が進んでいる国の状況は?(3)

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ワクチン接種が進んでいる国の状況は?(3)

これまで2回にわたり、新型コロナワクチンの接種が進んでいる国が現在、どのような状況になっているのかについて見てきました。3回目の今回は、ワクチン製造を進めてきた3カ国の現状を見つつ、今後の日本について考えたいと思います。

これまでの記事はこちら

感染再拡大も死者数は増えていないイギリス

国産のアストラゼネカ製ワクチンの開発が進んだことで、早い段階から接種が行われてきたイギリス。Our World in Dataによると、8月17日現在、1回以上のワクチン接種を受けた人が70%、必要回数の接種を完了した人が60%となっています。

イギリスが最も大変な状況にあったのが昨年末から今年始めにかけての時期で、英国型「アルファ株」の感染が拡大し、1日あたりの新規感染者数が最多で6万8053人(1月8日)、死者数が1820人(1月20日)という極めて大きな数字となりました。

その後はワクチン接種の拡大とともに、感染は収まっていましたが、6月後半からデルタ株の感染が急拡大。現在も感染者数は増加傾向にありますが、死者数は以前ほど増えていません。

デルタ株が急拡大しているアメリカ

ファイザーやモデルナ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどのワクチンが開発されたアメリカ。ワクチン接種も早い時期に始まりましたが、地域によって接種速度に大きな差があり、必要回数の接種を終えた人が全体の51%、1回以上接種した人が60%と、思ったほど数字が伸びていません。

昨年春の第1波から常に感染の波にさらされてきたアメリカですが、7月以降はデルタ株の感染が急拡大し、8月16日には新規感染者数が25万9493人に達し、1月8日に記録した過去最多の30万777人に迫る数字となりました。死者数も徐々に増えており、今後の状況が懸念されます。

変異株の対応に苦心する中国

シノファーム製やシノバック製など、不活化ワクチンを中心に開発を進めてきた中国。こちらも早くから国内での接種が始まり、8月12日には全人口の半数を超える7億7000万人が必要回数の接種を完了したと発表されました(※1)。

中国でも7月以降、江蘇省南京市湖南省張家界市など、各地でデルタ株とみられる変異株の感染が相次いで確認されており、政府はその都度、都市や居住区のロックダウン、市民全員の核酸検査などを行って、感染を食い止めようとしています。

今後の日本はどうなる?

3回にわたってワクチン接種が世界的に進んでいる国や、日本より進んでいる国などについて見てきました。

いずれの国でも、最近になってデルタ株の感染が拡大しており、ワクチン接種率がどんなに上がっても、それだけではデルタ株の感染自体は食い止められないと思われます。

ただし、紹介した国ではコロナによる死者数が減少しており、ワクチンにデルタ株の重症化を防ぐ働きはあると思われます。

これも、きちんとした医療体制があり、適切な措置が取られ、適切な治療を受けた場合の話であって、現在の日本のようになかなか入院できない状況が続けば、ワクチンで軽症となっていた患者が重症化して亡くなるケースも増えてくるかもしれません。

集団免疫や感染収束は遠い未来かもしれませんが、重症化を食い止め、感染者が亡くなることを防ぐためにも、ワクチン接種と治療体制の整備を両方進めていく必要があるのではないでしょうか。

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