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「参考にしないでください」インドの感染が激減した理由は?

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「参考にしないでください」インドの感染が激減した理由は?

新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」が最初に見つかった場所としても知られるインド。そのデルタ株の拡大を受け、5月初めには1日あたりの新規感染者数が40万人を超える日が続きましたが、現在はその1割以下に落ち着いています。7月末には新たな調査結果が発表され、インドの主要8州で人口の70%以上が新型コロナウイルスの抗体を持っていたことが判明しました。この結果から衝撃的な事実が見えてきました。

感染者3200万人、死者43万人

【データ元】India Coronavirus Pandemic Country Profile – Our World in Data

これまでに3200万人が感染し、43万人が亡くなったとされるインド。3月末から5月にかけてデルタ株が猛威をふるい、5月6日には1日あたりの新規感染者数が41万人になるなど、連日多くの感染者が出ました。6月以降は感染者が減少しており、8月24日の新規感染者数は3万7593人と、ピーク時の1割足らずとなっています(それでも多いのですが)。

ワクチン接種完了は9.6%

減少した理由について、ワクチン接種の普及を挙げているメディアもありますが、人口が13億人もいるため、接種率でみるとワクチン接種はまだ進んでいな印象です。

Our World in Dataによると、8月24日現在、1回以上の接種をしたのが33.4%(4.5億人)、必要回数の接種を完了したのが9.6%(1.3億人)となっており、必要回数の接種を終えるまでにはまだ時間がかかりそうです。

人口の7割以上が感染!?

7月末にインドが発表した調査結果が大きな注目を集めました。国内の2万9000人を対象に血清検査を実施したところ、主要8州で70%以上が新型コロナに対する抗体を保有していたのです。人口の多いマディヤプラデシュ州で79%、ビハール州で75%、ウッタルプラデシュ州で71%となっており(※1)、単純計算すると人口13億人のうち9億人がすでに抗体を持ち、「集団免疫」によって感染が大幅に減少した可能性があるとのことです(※2)。

インドの専門家「参考にしないでください」

インド政府の専門家会議のメンバーは国内の死者について「40万人と報告されているが、ずっと多かった可能性が高い」と述べており、アメリカの研究機関も実際の死者数は発表の約10倍にあたる340万〜490万人と推計しています。

9億人が抗体を持ち、400万人が亡くなったかもしれないとの調査結果に対し、専門家会議のメンバーは「自然感染で集団免疫を獲得すると大きな犠牲を払うことになり、絶対に参考にすべき方法ではありません」と訴えています。

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