コラム東京と大阪

なぜか新規感染者数が減り続ける東京と大阪(1週間の動き)

コラム

なぜか新規感染者数が減り続ける東京と大阪(1週間の動き)

これまで新規感染者数が減っては増え、期待しては失望することを何度も繰り返してきました。7〜8月に感染爆発した第5波が9月に入って減少傾向を示した時も、「来週にはまた感染者が増えるかもしれない」「デルタ株の感染力を考えると減少は一時的」「減っているのは検査数が少ないからだ」などさまざまな仮説を立てて、ぬか喜びしないようにしてきました。

それでも減少傾向は今週も続き、東京都ではついに300人を下回る日まで出てきました。

3カ月ぶりに300人を下回った東京


「【東京都】陽性者数(単日/7日平均)」2021/8/1-9/22を見る(※クリックすると開きます)

日付 陽性者数(単日) 7日平均 7日平均(一週間前比較)
2021/9/22 537 590.29 52.15%
2021/9/21 253 663.86 53.38%
2021/9/20 302 771.14 57.85%
2021/9/19 565 815.29 58.91%
2021/9/18 862 887.00 59.28%
2021/9/17 782 945.71 57.25%
2021/9/16 831 1011.43 55.05%
2021/9/15 1052 1132.00 55.47%
2021/9/14 1004 1243.71 55.74%
2021/9/13 611 1333.00 55.22%
2021/9/12 1067 1384.00 54.29%
2021/9/11 1273 1496.29 54.92%
2021/9/10 1242 1651.86 56.98%
2021/9/9 1675 1837.14 58.51%
2021/9/8 1834 2040.57 60.56%
2021/9/7 1629 2231.14 63.37%
2021/9/6 968 2414.00 65.10%
2021/9/5 1853 2549.29 67.37%
2021/9/4 2362 2724.71 68.61%
2021/9/3 2539 2898.86 69.27%
2021/9/2 3099 3140.00 72.14%
2021/9/1 3168 3369.29 75.35%
2021/8/31 2909 3520.71 75.93%
2021/8/30 1915 3708.00 79.58%
2021/8/29 3081 3784.00 79.95%
2021/8/28 3581 3971.29 84.16%
2021/8/27 4227 4184.57 88.62%
2021/8/26 4704 4352.86 91.17%
2021/8/25 4228 4471.43 95.21%
2021/8/24 4220 4636.86 102.42%
2021/8/23 2447 4659.29 108.99%
2021/8/22 4392 4732.86 111.00%
2021/8/21 5074 4719.00 111.53%
2021/8/20 5405 4721.86 113.62%
2021/8/19 5534 4774.43 120.08%
2021/8/18 5386 4696.57 117.90%
2021/8/17 4377 4527.14 113.78%
2021/8/16 2962 4275.00 103.38%
2021/8/15 4295 4263.86 105.62%
2021/8/14 5094 4231.14 108.69%
2021/8/13 5773 4155.71 108.78%
2021/8/12 4989 3976.00 109.03%
2021/8/11 4200 3983.57 114.51%
2021/8/10 2612 3978.71 119.21%
2021/8/9 2884 4135.43 128.65%
2021/8/8 4066 4037.00 130.02%
2021/8/7 4566 3893.00 133.32%
2021/8/6 4515 3820.43 152.73%
2021/8/5 5042 3646.86 163.97%
2021/8/4 4166 3478.71 177.97%
2021/8/3 3709 3337.43 189.35%
2021/8/2 2195 3214.43 206.87%
2021/8/1 3058 3105.00 213.61%

東京都の1日あたりの新規感染者数は今週も順調に減少傾向を示しており、9月21日には253人となりました。新規感染者数が300人を下回ったのは6月21日以来3ヶ月ぶりで、ようやく第5波開始前の水準に戻りました。7日間平均の新規感染者数も前週の52〜57%台で推移しており、全体的に感染者数が減少していることがわかります。

2カ月ぶりに250人を下回った大阪


「【大阪府】陽性者数(単日/7日平均)」2021/8/1-9/22を見る(※クリックすると開きます)

日付 陽性人数 7日平均 7日平均(一週間前比較)
2021/9/22 591 547.14 49.35%
2021/9/21 245 628.43 51.07%
2021/9/20 268 728.00 54.68%
2021/9/19 467 754.29 53.92%
2021/9/18 666 851.43 56.96%
2021/9/17 735 936.71 56.75%
2021/9/16 858 1018.71 56.83%
2021/9/15 1160 1108.71 57.23%
2021/9/14 942 1230.43 59.18%
2021/9/13 452 1331.43 61.11%
2021/9/12 1147 1398.86 61.47%
2021/9/11 1263 1494.86 63.42%
2021/9/10 1309 1650.57 68.82%
2021/9/9 1488 1792.57 72.54%
2021/9/8 2012 1937.29 76.93%
2021/9/7 1649 2079.00 83.49%
2021/9/6 924 2178.57 87.38%
2021/9/5 1819 2275.71 91.53%
2021/9/4 2353 2357.14 95.72%
2021/9/3 2303 2398.29 97.88%
2021/9/2 2501 2471.29 102.22%
2021/9/1 3004 2518.14 106.59%
2021/8/31 2346 2490.00 108.76%
2021/8/30 1604 2493.14 112.49%
2021/8/29 2389 2486.43 116.65%
2021/8/28 2641 2462.43 119.17%
2021/8/27 2814 2450.29 124.87%
2021/8/26 2829 2417.57 133.13%
2021/8/25 2807 2362.43 138.70%
2021/8/24 2368 2289.43 144.16%
2021/8/23 1557 2216.29 155.79%
2021/8/22 2221 2131.57 149.37%
2021/8/21 2556 2066.29 154.05%
2021/8/20 2585 1962.29 158.18%
2021/8/19 2443 1816.00 150.74%
2021/8/18 2296 1703.29 151.61%
2021/8/17 1856 1588.14 146.31%
2021/8/16 964 1422.57 124.80%
2021/8/15 1764 1427.00 134.41%
2021/8/14 1828 1341.29 131.17%
2021/8/13 1561 1240.57 122.74%
2021/8/12 1654 1204.71 126.87%
2021/8/11 1490 1123.43 121.10%
2021/8/10 697 1085.43 125.21%
2021/8/9 995 1139.86 139.23%
2021/8/8 1164 1061.71 131.38%
2021/8/7 1123 1022.57 136.66%
2021/8/6 1310 1010.71 157.89%
2021/8/5 1085 949.57 167.09%
2021/8/4 1224 927.71 185.17%
2021/8/3 1078 866.86 189.63%
2021/8/2 448 818.71 206.75%
2021/8/1 890 808.14 215.75%

大阪府の1日あたりの新規感染者数も東京と同じような動きを示しており、こちらも9月21日には245人にまで減少しました。大阪で250人を下回ったのは7月19日以来、約2カ月ぶりとなります。こちらも7日間平均の新規感染者数が前週の49〜54%程度で推移しており、東京より遅れて第5波が始まった大阪ですが、収束に向かうのは早かったようです。

なぜ感染者が減り続けているのか

最初に書いたとおり、感染力が強いデルタ株が蔓延し、繁華街の人出も大きく減少しているわけではないのに、どうして感染者数が減少し続けているのでしょうか。

一つ目の理由は「シルバーウィークで検査数が少ない可能性がある」。いつも言われていることですが、日曜や休日の翌日は新規感染者数が少ない傾向があります。今週はシルバーウィークで祝日が増えており、月曜と木曜が祝日、火曜と金曜が祝日の翌日となるため、これらの日は前週との比較で感染者数が大きく減少する可能性があります。

もし、感染者減少の理由がこれならば、来週以降は反動で増加する可能性が高く、引き続き注意して見守る必要があります。

「ワクチンほやほや説」を唱えてみる

もう一つの理由がワクチン接種率の上昇です。ワクチンを接種しても感染するとか、中和抗体の量がだんだん減少するとか、いろいろなことが言われていますが、それでも重症化を食い止めたり、感染を食い止めたりしているのは間違いありません。特に日本では高齢者以外の一般の方の接種が本格化したのが7月以降で、2回の接種を終えて2週間経過した方が増えてくるのは8月後半〜9月からにかけてだと思われます。東京や大阪には「中和抗体量がたっぷりの、ワクチン打ち立てほやほや」の方が多くいるため、たとえ感染力が強いデルタ株であっても、食い止められているのではないかというのが「ワクチンほやほや説」の考え方です。

当然これも、中和抗体量が大幅に減少する数カ月後に同じような状態が維持できない可能性がありますし、この説が正しくなければ、半年経っても感染者数が減ったままなのかもしれません。

感染者が減ることは喜ばしいことですが、次の波の到来をできるだけ遅らせるためにも、しっかり原因を見極めていきたいですね。

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