田辺三菱製薬、植物由来の新型コロナワクチンの治験開始へ
田辺三菱製薬は9月29日、カナダの子会社が開発している植物由来の新型コロナウイルスワクチンについて、10月から国内で治験を始める方針を明らかにしました。「植物由来」という言葉を見ただけで「体に良さそう」や「安全そう」といったイメージを抱いてしまいそうですが、実際のところはどうなのでしょうか。
田辺三菱製薬 コロナワクチン日本で臨床試験へ 各社で開発進む #nhk_news https://t.co/ZDUZXxw46r
— NHKニュース (@nhk_news) September 29, 2021
タバコ属植物を使いワクチン抽出
この植物由来ワクチンは田辺三菱のカナダにある子会社「メディカゴ」が開発。生育の早いタバコ属植物を使ってワクチン成分を抽出することで、生産に要する時間が5〜8週間と他のワクチンより短くなり、コストが抑えられる点も特徴となっています。植物由来のワクチンが人に用いられることになれば、世界初となるそうです。
カナダやアメリカで最終治験中
このワクチン、開発がすでに進んでおり、カナダやアメリカ、イギリスなどでは、約3万人を対象にした最終治験が行われています。これまでのところ、重度な副反応は確認されておらず、カナダ政府との間では、供給契約も結ばれているそうです。
日本でも来月から治験開始
日本国内では10月から治験が始まる予定となっており、早ければ来年3月にも国内での承認申請を行いたいとしています。来年以降は国産ワクチンなど、さまざまなワクチンが出てきますので、ブースター接種をすることになっても、選択肢が広がるかもしれませんね。
「植物にウイルスの遺伝子を組み込み生育した葉からワクチン成分を抽出する手法」
すごいこと考えるなー(゚Д゚)
どれぐらい有効なのか注目だね田辺三菱製薬 世界初の「植物由来ワクチン」国内臨床試験へ|TBS NEWS https://t.co/UIVyNNdtWZ
— ほのか (@gardenHonoka) September 30, 2021
植物は成長が速く他の生産法より効率が高いかもしれません。生産効率が高いと価格を下げる余地ができるので期待できそうです。
田辺三菱製薬、植物由来ワクチンの治験を10月開始へ…植物の中で免疫誘導する成分を作る : 医療・健康 : ニュース : 読売新聞オンライン https://t.co/4rbv5LOHP1
— 星良孝 Yoshitaka Hoshi (@yoshitakahoshi) September 29, 2021