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中国広東省に巨大な入国者隔離施設が誕生

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中国広東省に巨大な入国者隔離施設が誕生

中国広東省広州市にこのほど、入国者が空港から直行してそのまま滞在する隔離施設「広州市国際健康ステーション(広州市国際健康駅站)」が誕生し、一部で運用が始まりました。

25万平方メートルに5000室の巨大隔離施設

同ステーションは広州白雲国際空港から約30キロの距離に建てられたもので、広州市の中心部から離れた場所にあります。総工費は17億人民元(約289億円)で、4000人が動員され、わずか3カ月で完成しました。

団地のように並んだ隔離施設には客室5074室が設けられており、各部屋に取り付けられたビデオカメラなどによって、入国者の健康状態をリアルタイムで把握するとしています。

医療スタッフも常駐

新華社の報道によると、9月17日から、一部区画の使用が始まっており、広州市紅十字会医院(赤十字会に相当)から派遣された医療スタッフ第1陣184人が、ステーションで勤務を開始しています(※1)。

空港から直行バスで隔離される

CNNの報道によると、入国者は空港からの直行バスでステーションに到着し、少なくとも2週間は室内で過ごすことになっています(※2)。部屋にはビデオチャットカメラのほか、AIを使った体温計が完備され、食事は自動配膳ロボットが届けることで、スタッフとできるだけ接触しないようになっています。

中国の感染状況は?

中国の国家衛生健康委員会が発表した10月4日の新型コロナウイルス新規感染者数は26人でした。いずれも国外からの輸入症例で、市中感染はないとしています。広東省の新規感染者4人も全て輸入症例で、当局は国外からの感染者の流入に特に神経を尖らせていることもあり、こうした施設が建設される運びとなったようです。

今後は中国各地に建設

広東省に今回建設された隔離ステーションは、いわばモデルケースといったもので、この運用がうまくいけば、今後は中国の主要空港や通関地付近にこうした集団隔離施設が建設されることになりそうです。

他の国は「withコロナ」とも取れる動きにシフトチェンジしていますが、中国は引き続き徹底して「ゼロコロナ」を貫くようですね。

 

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