コラム世界のコロナ事情

各国と日本のワクチン接種率を比べてみる

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各国と日本のワクチン接種率を比べてみる

欧米各国よりスタートが遅かった日本のワクチン接種。さまざまな課題やトラブルがありながらも、接種率は次第に高まり、現在は1回以上の接種を受けた人が約72%、2回の接種を完了した人が61%となっています。この数字は多いのか、少ないのか。他の国の状況と比較してみました。

1回接種率ではイスラエルを抜く

 

こちらの表は、日本と主要各国のワクチン接種率を比較したものになります。濃い緑が必要回数の接種を完了した人の割合、右端の数字が1回以上のワクチンを接種した人の割合となっています。

世界に先駆けてワクチン接種が行われた国として知られるイスラエルですが、全体の接種率が60%程度になったところで停滞。そこから接種率がなかなか伸びず、1回接種が70%、接種完了が64%にとどまっており、最近では感染者も増加しています

日本は本格的に接種がスタートしたのは遅かったですが、着実に接種者が増えており、1回接種率がイスラエルを上回り、接種完了者の割合もイスラエルに迫っています。

接種率、完了率ともにアメリカを上回る

日本の1回接種率、接種完了率はともにアメリカをすでに上回っており、1回接種率ではイギリスにも並ぶところまできました。ドイツやオーストラリア、ニュージーランドも上回っており、こうした数字から、さまざまな課題がありながらも、ここ数カ月で一気にワクチン接種者が増加したことが見て取ることができます。

順調に推移すれば今月中にも接種完了者が7割になり、世界で上位の水準になる可能性もあります。

ワクチン接種がコロナ対策を強化

新型コロナの流行開始以来、日本の感染対策は、マスク、うがい、手洗いの症例や3密を避けることなどが中心でした。それゆえ、感染力の強い変異株が流行すると、その度に感染者が急増して、大変な状況を迎えていましたが、ワクチン接種完了者が大幅に増えてきたことで、強力なデルタ株の拡大も現在のところは食い止めています。

ブレークスルー感染や中和抗体の減少、さらには副反応の問題など、ワクチン接種すれば100%安心できるというものではありません。しかし、ワクチンが感染をある程度抑え、重症化を食い止めることで、治療薬の開発の進展とともに、コロナが「治す方法がない病気」から「治る病気」へと変わるとみられています。

経済活動の再開が進んだ時にどうなるのか。また、接種完了者が7割、8割を超えた時にどうなるのか。今後の日本と世界の状況を引き続き見守っていきたいと思います。

 

 

 

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