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評価が目まぐるしく変わるイスラエルの新型コロナ事情

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評価が目まぐるしく変わるイスラエルの新型コロナ事情

世界に先駆けて新型コロナウイルスのワクチン接種が行われ、このサイトでも複数回にわたって紹介してきたイスラエル。6月下旬に始まった感染急拡大も9月中旬から減少傾向に入り、その間に3回目のブースター接種が本格化するなど、状況が目まぐるしく変わっています。

「うまくいった」や「足踏みしている」など、評価がコロコロ変わるイスラエルの感染状況について、見ていきたいと思います。

9月上旬に感染のピーク

【データ元】Israel Coronavirus Pandemic Country Profile – Our World in Data

今年に入り、新型コロナワクチンの接種が本格化したイスラエルでは、6月上旬まで感染を封じ込めていましたが、下旬に入ると感染者が増加。その後も感染者が急増し続け、ピークとなった9月8日には1日あたりの新規感染者数が2万2291人と、過去最多を更新しました。

この時には「ワクチンの効果が薄れた」などと世界的に報じられましたが、その後は新規感染者数が減少し続けています。

ブースター接種が本格化

【データ元】COVID-19 vaccine booster doses administered per 100 people – Our World in Data

イスラエルで感染拡大した理由の一つとして、ワクチンの有効性低下が挙げられました。そのため、イスラエルでは8月1日からブースター接種(追加接種)を開始。「Our World in Data」によると、10月7日現在、42.1%の人がブースター接種を行っています。同日現在の1回接種者が70%、2回接種完了者が65%であることを考えると、開始からわずか2カ月でブースター接種率が4割を上回ったのは、高い数字と見ていいと思います。

「グリーンパス」を3回目接種者に限定へ

イスラエルは10月3日、レストランや施設に入場する際にワクチン接種済みを証明する「グリーンパス」について、今後3回目接種完了者に限定して発行することを明らかにしました。この日から、すでに発行されたグリーンパスの運用方法も変わり、2回目の接種を受けてから6カ月以上経過した場合、3回目の接種を受けなければパスが使えなくなりました。

こうした事例からも、イスラエルが国を挙げて、3回目の接種を推奨していることがわかります。

ブースター接種の効果はどうなるのか

世界に率先してイスラエルがブースター接種を行うことで、その状況を見ていれば、半年後や1年後の日本についての課題も見えてくる可能性があります。副反応や効果、そして感染者数や重症化人数との関係など、今後提供されるさまざまなデータをしっかりと見ていきたいと思います。

 

 

 

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