ファイザー製ワクチン、3回目接種で有効性95%に“回復”
アメリカの製薬大手ファイザーは10月21日、同社製新型コロナウイルスワクチンについての臨床試験結果を発表し、3回目のブースター接種(追加接種)の有効性が95.6%になったことを明らかにしました。デルタ株にも効果があるとしています。
ファイザー ワクチン3回目接種 有効性“95.6%” 臨床試験結果 #nhk_news https://t.co/gvaP8ILTJU
— NHKニュース (@nhk_news) October 21, 2021
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1万人以上を対象に治験実施
ファイザー社では2回の接種を終えた約1万人を対象に、3回目の追加接種の治験を行いました。治験者を2つのグループに分け、プラセボ(偽薬)を与えたグループでは109人が発症しましたが、ワクチンを追加接種したグループでは5人しか発症しませんでした。
ワクチン効果を再び高める結果に
ファイザー製ワクチンは当初、新型コロナウイルスに対する有効率が約95%とされてきました。その後、さまざまな変異株の出現や、接種から時間が経つにつれて中和抗体量が減少することが明らかになり、2回の接種を終えても効果は徐々に低下するとされました。今回の結果により、3回目の接種を行うことで、再び有効率が95%に“回復”する形となりました(効果の持続期間はまだわかりませんが)。
米ではすでにブースター接種開始
アメリカではすでに65歳以上を対象としたファイザー製のブースター接種が始まっており、これまでに約990万人が3回目の接種を受けているようです。
日本でもブースター接種に向けた動きが
日本でもブースター接種は早ければ12月から開始すると見られており、そのための準備が進められています。こうした状況下でブースター接種の治験データが出てきたことは一つの参考になると言えるでしょう。接種開始まで時間があり、一般の接種が行われるまではさらに時間があります。
こうした時間を利用して、さまざまな国のデータを分析し、少しでも安心して接種できるよう進めてもらいたいですね。
日本のブースター接種「12月にも」 対象範囲どこまで?海外では…https://t.co/SPy4HFZuIY
時間とともに予防効果が弱まることや、感染力が強いデルタ株の流行を背景に、各国で検討や実施が進んでいます。
ただ、世界的なワクチン供給の不平等も指摘されています。 pic.twitter.com/F2f5hKCsr6
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) October 16, 2021
このタイトルは誤解を生みますね。
2回接種と3回接種を比べて発症リスクが20倍以上違うということなので、未接種者と比べたら更に発症予防効果は高いと言えます。
ファイザー製ワクチン、追加接種で有効性95.6% 新型コロナ(時事通信)https://t.co/A9PJIoL0Pq
— 手を洗う救急医Taka(木下喬弘) (@mph_for_doctors) October 22, 2021
【ファイザー製1.2億回分追加契約】https://t.co/lWCtQIFLY2
厚生労働省は8日、来年1月から新型コロナワクチン1億2000万回分の追加供給を受ける契約を、米ファイザー社と結んだと発表した。厚労省によると、2回接種を終えた人に3回目を追加する「ブースター接種」への使用などが想定されている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 8, 2021