コロナ感染者、半年後も4人に1人が後遺症
国立国際医療研究センターはこのほど、昨年2月以降に新型コロナに感染し、回復した人のうち、20〜70代の457人に聞き取り調査を行い、まとめた結果を発表しました。それによると4人に1人が、発症半年後もなんらかの後遺症があるようです。
【#コロナ後遺症 4人に1人】
女性の方が、においがしない、けん怠感、脱毛などの症状が出やすい。若く、やせている人の方が、味覚や嗅覚の異常が出やすい。
味覚や嗅覚の異常、脱毛など、症状ごとにどれだけ続くのか詳しい調査結果です。https://t.co/D8yfYXUgxS
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) October 11, 2021
後遺症は半年後26.3%、1年後8.8%
後遺症があったのは半年後で26.3%、1年後で8.8%でした。具体的な症状としては、嗅覚の異常や倦怠感、息切れ、味覚の異常、脱毛などが挙がりました。
後遺症はいつまで続く?
研究グループは、症状別に「発症約100日後」「半年後」「約200日後」「1年後」などにどれだけ続いているか調査しました。その結果は次の通りです。
嗅覚の異常
約100日後…10%余り、半年後…7.7%、約200日後…5%余り、1年後…1.1%
味覚の異常
約100日後…約5%、半年後…3.5%、1年後…0.4%
けん怠感
発症直後…半数、約100日後…約10%、半年後…6.6%、1年後…3.1%
息切れ
1か月以内…約20%、約100日後…5%程度、半年後…3.9%、1年後…1.5%
脱毛
発症直後…あまり見られず、発症後数カ月…約10%、約100日後…約 8%、半年後…3.1%、1年後 0.4%
コロナ後遺症、女性に多く=倦怠感2倍・脱毛3倍―国際医療センター
新型コロナウイルス感染者のうち、女性の方が男性より倦怠(けんたい)感や味覚障害などの後遺症が出やすい傾向があることが15日、国立国際医療研究センターの調査で分かった。特に…https://t.co/7GjQ2zw9Oa— 時事メディカル (@jijimedical) October 14, 2021
女性の方が出やすい
男女別では、女性のほうが後遺症が出やすく、味覚の異常が男性の約1.6倍、嗅覚の異常が約1.9倍、けん怠感が約2倍、脱毛が約3倍出やすかったということです。さらに、若くてやせている人の方が味覚や嗅覚の異常が出やすかったようです。
新型コロナ感染者の4人に1人は半年後も後遺症…男性よりも女性の方が多い傾向 #FNNプライムオンライン #福島テレビ https://t.co/Gl4Shoh7r7
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) October 23, 2021
軽症でも後遺症は続く
新型コロナ感染症自体の症状が軽症でも、後遺症が長引くケースもあるようです。多くの方が感染してしばらく経ってからも後遺症で悩んでおり、「軽症だから感染しても大丈夫」ということはありません。行動範囲の制限緩和が続いていますが、念のための感染対策も忘れずに取り組みたいですね。
後遺症が残る患者は10人に1人とされ、日本にも17万人以上いると推計される。
“感染者数が減っている今こそ、後遺症患者に目を向けて欲しい。若いから大丈夫と思いがちな同世代に、自分のようなつらさを味わってほしくない。”#コロナ後遺症 #LongCovid https://t.co/zn2zGE3Pir
— くぅ (@wishforpeace22) October 21, 2021
ヒラハタクリニック平畑さん「クリニックを受診した労働者1475人中588人が休職に追い込まれ、78人が失職しています」
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コロナ後遺症ってこんな怖いもんだったのか。なのに日本は研究費もないんだと😲英30億 米1326億 日本0円 https://t.co/MAEncJ7HFw— くらゆき (@kurayukikura) October 22, 2021