感染拡大続く中国、北京冬季五輪への影響を懸念する声も
徹底した水際対策や強力な封鎖措置などで、新型コロナウイルスの感染拡大を防いできた中国。ここにきて、感染者の数が増えてきて、厳戒態勢を取る地域も出てきています。
政府発表の新規感染者数は1日数十人程度
中国国営新華社通信によると、10月28日に発表された中国(香港・マカオを除く)の新規感染者数は39人で、市中感染が23人、国外からの輸入症例が16人となっています(※1)。27日の発表は59人となっており、1日数十人程度で推移しています(※2)。
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新型コロナ、中国本土で新たに39人感染確認
【10月28日 Xinhua News】中国国家衛生健康委員会は28日、31省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団から27日に報告#台湾News— 台湾News (@taiwannews3) October 28, 2021
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新型コロナ、中国本土で新たに59人感染確認
【10月27日 Xinhua News】中国国家衛生健康委員会は27日、31省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団から26日に報告#台湾News— 台湾News (@taiwannews3) October 27, 2021
一部の省などでは封鎖措置を実施
今回最初に感染が判明したのは、10月中旬に上海市から国内ツアーに参加していた夫婦(※3)。列車などで中国北部を回っていたことから、経由地となった甘粛省や陝西省、内モンゴル自治区などで感染者が出て、都市封鎖や住民全員を対象とした核酸検査(咽頭スワブ)が行われました。甘粛省では10月23日から観光地が一時休業しています。
中国でコロナ感染が再拡大、住民対象に大規模PCR検査 観光名所は一時閉鎖(読売新聞オンライン)https://t.co/Ye82ZNp7l7
— LINE NEWS (@news_line_me) October 24, 2021
【新型コロナ】中国でデルタ株が再拡大、観光客ら感染相次ぐhttps://t.co/AxUFi0qPCl
秋の行楽シーズンに有名な観光地を巡った観光客の移動経路に沿って広がっており、新たな感染者の判明から約1週間で10省・直轄市・自治区の100人以上に及んでいる。
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 23, 2021
北京と武漢ではマラソン大会が中止
各地の感染拡大の影響を受け、10月31日に予定されていた北京国際マラソンの延期が決まりました。湖北省武漢市で24日に行われる予定だった武漢マラソンも「感染拡大のリスクを回避するため」中止となっています(※4)。
【武漢マラソン急きょ延期 中国】https://t.co/S7M5r82pw3
中国・武漢で24日に開催予定だった武漢マラソンが、新型コロナを理由に急きょ延期された。北京冬季五輪の開幕まで100日余りとなる中、国内では感染再拡大への懸念が高まっている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 24, 2021
北京冬季五輪への影響を懸念する声も
少しでも不安要素が見つかれば徹底的に取り除くのは、中国らしい方法論で、コロナ対策だけでなく、さまざまな面でも行われてきました。五輪開催まであと100日を切っており、できるだけ早く封じ込めて、安心できる状況を作りたいというのが政府の本音のようです。
しかし、選手村が1月末にオープンすると、各国の政府や関係者がやってきます。また、中国は観客を入れて開催するスタンスを崩していないとも言われています。
人の往来が活発化する中で、今のような全体的な封鎖措置をどこまで取ることができ、感染をどれだけ食い止めることができるのか。このままでは五輪開催に影響する可能性もあり、懸念する声も出てきています。
IOCバッハ会長、北京五輪に「信頼と自信」 開幕100日前 https://t.co/SpM3GUbZ1j
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) October 27, 2021
【北京五輪まで100日 成功に自信】https://t.co/sERBPm8zxL
北京冬季オリンピックの大会組織委員会は開幕まで100日に合わせて会見を行い、大会の成功に向けて自信をのぞかせた。ただ、中国国内では新型コロナウイルスの感染が再び広がりをみせている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 27, 2021