WHOが承認したインド製コロナワクチンとは?
世界保健機関(WHO)は11月3日、インド製新型コロナウイルスワクチン「コバクシン」の緊急使用を承認しました。このワクチン、一体どんなワクチンなのでしょうか。
【WHO 印ワクチン緊急使用承認】https://t.co/2lR9S9vzgf
世界保健機関(WHO)は3日、インドの製薬会社バーラト・バイオテックが開発した新型コロナウイルスワクチン「コバクシン」の緊急使用を承認した。WHOは米国とドイツ、英国、中国で開発されたワクチンを承認済み。アジアでは2カ国目。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 3, 2021
バーラト・バイオテックが開発
「コバクシン」を開発したのは、インドの製薬会社バーラト・バイオテックです。インドはもともと、世界のワクチンの約6割を生産する「ワクチン製造大国」で、アストラゼネカ製ワクチンのライセンス生産なども行われてきました。「コバクシン」は今年1月には近隣諸国への無償提供が行われ(※1)、インド国内でも既に使用されていましたが、今回ようやくWHOに承認されました。
インドもワクチン外交?
インド、近隣6カ国にワクチンを無償提供 20日から:日本経済新聞 https://t.co/iP1GMtFPo1
— 澤井聖一 (@ssawai2) January 21, 2021
2回接種型の不活化ワクチン
「コバクシン」は2回接種型の不活化ワクチンで、WHOによると有効性は78%とされています。対象年齢は18歳以上で、1回目と2回目の間を4週間開ける必要があります(※2)。
COVAXを通じて途上国に提供可能に
「コバクシン」が直ちに日本で使われる可能性は低そうですが、WHOの承認を得たことで、ワクチン共同調達の国際的枠組み「COVAX」を通じ、発展途上国などへの配布が可能となります。超低温保存設備が必要なmRNAワクチンと比べて保管がしやすいため、そうした設備の確保が難しい途上国での活用が期待されています。
この副反応の低さ、案外ニーズ出るかも
”インドの不活化SARS-CoV-2ワクチン効果
効果は
症候性に対して77.8%
無症候性に対して63.6%
重症に対して93.4%
忍容性良好で、ワクチン群とプラセボ群で同じ割合が有害事象を報告
1%以上の参加者で報告されたのは注射痛のみ”https://t.co/3S7IePZR2Z pic.twitter.com/bv1pinolBo— Dr. Tad (@tak53381102) November 12, 2021
インドの不活化新型コロナワクチンですが、やはりmRNAワクチンを比較すると有効性は見劣りするものの、
発熱等の副反応が殆ど見られないのは素晴らしいですね。既に国民の大半が感染したインドでは、ブーストをかける為に極めてよい選択肢ではないでしょうか。
選択肢が多いのは素晴らしいです。 https://t.co/HOMfvRxuOt
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) November 13, 2021