3回目接種(追加接種)基本的なこと
これまで、「こびっど19タイムズ」では以下記事にて、新型コロナワクチン3回目接種(ブースター接種)をお知らせしてきました。
これからは情報が更新され次第、こちらのページで追加してまいります。
政府が想定するワクチン3回目接種のスケジュール
© 読売新聞 (写真:読売新聞)
- いつうつの? 対象者は? 優先順位はあるの?
- 接種券はいつ届くの?
- 接種券送付に関する注意事項とは?
- ワクチンは確保されているの?
- ワクチン配送スケジュールは?
- ファイザーを打ったらファイザー? モデルナを打ったらモデルナ? 交互接種はどうなるの?
- 原則として1・2回目と同じワクチンを接種する予定ですが、国からの正式な決定はまだ出ておりません。3回目で使用するワクチンの種類に関しては、1、2回目と異なるメーカーのワクチンを3回目で打つ「交互接種」を認めることを含めて、11月中旬をめどに厚生労働省の厚生科学審議会で審議を行う方針とのことです(※)
- 職域接種は今回はあるの?
- 3回目接種の効果や副反応はどのくらい?
いつうつの? 対象者は? 優先順位はあるの?
対象者は「新型コロナワクチンの接種をすでに2回受け、3回目の接種を希望する方」です。年齢に関しては、現在示されていません。11/10現在、厚生労働省が18歳以上を対象で検討してい以下報道があるようです。
3回目接種では、2回接種完了からおおむね8か月以上の間隔を空けます。今年2月に先行接種を始めた医療従事者は12月から、高齢者らは来年1月から米ファイザー製ワクチンの接種がそれぞれ始まる予定です。
2回目接種 →3回目接種
2021年4月→2021年12月以降(医療従事者しかいない)
2021年5月 → 2022年1月以降(医療従事者と一部の65歳以上高齢者)
2021年6月 → 2022年2月以降
2021年7月 → 2022年3月以降
2021年8月 → 2022年4月以降
2021年9月 → 2022年5月以降
2021年10月 →2022年6月以降
2021年11月 →2022年7月以降
つまり、優先順位よりも、いつ接種を終えたかが目安になってきます。
昨日11月15日、厚生労働省の審議会において、追加接種について、接種間隔は2回接種完了から原則8ヶ月以上とすることが決定しました。8か月という間隔は、海外の状況やワクチンの効果の持続期間を踏まえ決定したものです。図にあるように、欧米諸国でも8か月以上接種間隔をあけています。 pic.twitter.com/RTqeWiIafc
— 首相官邸(新型コロナワクチン情報) (@kantei_vaccine) November 16, 2021
接種券はいつ届くの?
以下は、板橋区のアナウンスです。このような形で送られてくると想定されます。
接種券送付に関する注意事項とは?
1・2回目の接種でも接種券の送付は、いろいろな問題やトラブルがありました。
今回、1・2回目の接種券とは違う懸念点。特に2回目接種から、転居した場合、送付されないケースが指摘されています。
以下は、板橋区のアナウンスです。
国分寺市に住民票がある18歳以上で、新型コロナワクチンを2回接種しているかたで次のいずれかに当てはまるかた
- 本市発行の接種券を無くしたかた
- 発送日から1週間以上過ぎても接種券が届かないかた
- 2回目接種後、住民票を国分寺市に異動(転入)したかた
- 3回目接種の予診のみで使用したため再発行を希望するかた
- 海外在留邦人等向け新型コロナ・ワクチン接種事業で接種したかた
- 在日米軍従業員接種で接種したかた
- 製薬メーカーで治験として接種したかた
- 海外で接種したかた
- そのほか、市区町村の会場や国内の医療機関・職域会場・国や東京都などの大規模接種センター以外で接種したため、国分寺市で2回目接種の記録が確認できないかた
ワクチンは確保されているの?
政府は来年分として計約3億2000万回分のワクチン供給を受ける契約をメーカー側と締結しており、3回目接種の希望者に必要な量を確保できる見込みです。

ワクチン配送スケジュールは?
厚生労働省は、承認申請が出ているファイザーのワクチンを承認するか、11月10日に判断する方向で調整を進めています。
そのうえで、11月15日と22日の週には合わせておよそ410万回分を都道府県や医療機関に配送する計画です。
モデルナのワクチンについても承認申請があれば速やかに審査し、承認した場合、来年1月には自治体に配送して、2月から3回目の接種を始められるようにしたいとしています。(※)
ファイザーを打ったらファイザー? モデルナを打ったらモデルナ? 交互接種はどうなるの?
原則として1・2回目と同じワクチンを接種する予定ですが、国からの正式な決定はまだ出ておりません。3回目で使用するワクチンの種類に関しては、1、2回目と異なるメーカーのワクチンを3回目で打つ「交互接種」を認めることを含めて、11月中旬をめどに厚生労働省の厚生科学審議会で審議を行う方針とのことです(※)
職域接種は今回はあるの?
これまで政府は、職域で2回接種を受けた人は原則、居住する自治体で受けることになるとの見通しを示していましたが、3回目接種を加速するため、職域接種も認めるべきだと判断しています。総合対策には「(2回の)接種を実施した企業や大学などから希望を募り、来年3月をめどに追加接種を開始する」と明記しています(※)
(以下、2021/11/11追記)
政府は1〜2回目の接種で活用した職域接種について、条件が整えば来年3月から始める方針を明らかにしました。以下に別途記事でまとめています。
国運営の自衛隊大規模接種センター、都道府県運営の大規模接種会場は今回はあるの?
こちらに関しては、の正式な決定はまだ出ておりません。職域がOKになったとしても、そのほかすべてを市町村自治体でカヴァーできるのかは未知数です。賢明な政治判断を待ちたいところですね。
3回目接種の効果や副反応はどのくらい?
第24回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料(PDF)
ワクチン2回接種後、時間の経過とともに起こる感染予防効果の低下に備え、3回目接種の効果などが各社より発表されています。
ファイザー社は、3回目接種による発症予防の有効性が95.6%で、中和抗体価は5倍以上に増加したと発表しました。モデルナ社は、中和抗体価が2回の半量の接種で42倍に増えたと発表しました。
副反応に関して、ファイザー社は2回目と比べ同程度もしくは低い頻度、モデルナ社も許容できる範囲で半数以上は軽度か中等度であると発表しています。(※)