ファイザー、開発中のコロナ飲み薬の使用許可を米で申請
米製薬大手ファイザーは11月16日、開発中の新型コロナウイルス用飲み薬「パクスロビド」について、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請したと発表しました。コロナ治療用飲み薬の使用申請はメルクの「モルヌピラビル」に次いで2例目となります。
ファイザーが新型コロナ飲み薬「パクスロビド」の緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請。軽度から中程度の患者が対象で、飲み薬の使用申請は米メルクに次いで2例目です。https://t.co/HwcnyA8SdV
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) November 16, 2021
ファイザー 開発中“コロナ飲み薬” FDAに緊急使用許可を申請 #nhk_news https://t.co/IKPVMAVhC0
— NHKニュース (@nhk_news) November 17, 2021
抗HIV薬とともに投与
「パクスロビド」は、新型コロナ発症初期の患者が重症化するのを防ぐ効果が期待されていて、1回の治療でパクスロビド2錠、抗HIV(エイズウイルス)薬「リトナビル」1錠をそれぞれ1日2回、5日間投与します。
入院・死亡リスクが89%低下
ファイザーによると対象は軽症から中程度の症状があり、重症化のリスクがある大人の患者で、臨床試験の結果、この薬を投与したグループでは、入院や死亡のリスクが約89%低下したとのことです。副作用も軽度としています。
イギリスや豪州でも申請手続きを開始
ファイザーではアメリカだけでなく、イギリスやオーストラリアなどでも承認申請の手続きを開始しており、他の国でも順次申請していくとしています。
飲み薬が承認されることで、医療にかかる負荷が軽減される可能性が高く、大きな期待が寄せられています。安全で効果的な飲み薬の開発が続いていくよう願っています。
ファイザー、コロナ経口薬のジェネリック品認めることで合意 https://t.co/eggc33mMGH
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) November 16, 2021
ファイザーのコロナ飲み薬「パクスロビド」は、世界の人口の約53%を占める低中所得の95カ国にも供給される見通しです。
ファイザーのコロナ飲み薬、米で使用申請 https://t.co/NzHF6uJS4w @afpbbcomより
— 澤井聖一 (@ssawai2) November 17, 2021
あと、モルヌラビルではなくモルヌピラビルです。
治験で軽症者の入院を50%低下させ、投与群では死亡者0という劇的な有効性を示した経口抗ウイルス薬です。
そしてさらに9割近く入院を減らしたファイザーのパクスロビドも控えています。
イベルメクチンの出番はありません。 https://t.co/kdsFkC3kE4
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) November 14, 2021