台湾が春節の入国制限を少しだけ緩和
「新型コロナウイルス対策の優等生」として5月の急激な感染拡大も乗り切った台湾。来年の春節(旧正月)に向けて、入国制限の緩和を打ち出しました。
この水際対策は12月14日から来年2月14日まで実施の予定です
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春節の入国、8日目から条件付きで在宅検疫可能に=来月14日からhttps://t.co/4i7pY5gYug— Taiwan in Japan 台北駐日経済文化代表処 (@Taiwan_in_Japan) November 16, 2021
新規国内感染者0人の日が続く
徹底した水際対策と感染経路追跡で5月の急激な感染拡大を乗り切った台湾ですが、その後は感染状況が落ち着き、11月6日からは輸入症例を除いた国内の新規感染者が0人の状態が続いています(11月17日現在)。
ワクチン接種率も上昇
5月の感染拡大時には、中国の政治的圧力などもあり、ワクチン不足に見舞われていた台湾ですが、その後は日本などからの寄贈や、台湾企業による調達などが活発化し、接種率は大幅に向上しています。
Our World in Dataによると、11月16日現在、台湾では1回以上の接種率が75.16%、必要回数の接種完了率が42.88%となっています。1回以上の接種率だけで見ると、日本の78.83%に迫っており、世界的にもトップクラスの数字になっています。
春節時の入国制限緩和の内容は?
感染者もほぼおらず、ワクチン接種率も上昇し、言うことなしの台湾ですが、一点だけ非常に厳しいのが水際対策。政府では現在の感染状況を踏まえ、春節(来年は2月1日)に向け入国時の検疫措置を変更することにしました。
これまでは入国後14日間は検疫用ホテルなどで外出禁止措置が取られていましたが、12月14日から来年2月14日までは、入国後8日目から自宅での検疫が可能となります。
ただし14日間の外出禁止は継続され、15日目から21日目までは公共の場への出入り自粛が求められます。
春節の帰省ラッシュ期間は台湾の水際対策が若干特殊で入国者が隔離場所の「1人1室」が確保できるかやワクチン接種状況によってどこで何日隔離するかが変わります🤔
7+7+7、10+4+7、14+0+7(数字は日数)の三種類があってこのリンク先の表(中国語)が結構わかりやすかったですhttps://t.co/YOFgzUZPdn pic.twitter.com/5dHQm6pZld— Taiwan in Japan 台北駐日経済文化代表処 (@Taiwan_in_Japan) November 16, 2021
「そんなに変わらない」との声も
検疫日数に変更がないことから「そんなに変わらない」との声もあるようですが、14日間ホテルで隔離されるのと、8日目から自宅に戻れるのとでは、大きな違いがあるとも言えます。
コロナ前までは3泊4日ぐらいで気軽に行けるのも台湾の魅力でしたが、旅行者がそれぐらいの期間で行けるようになるまでは、まだ時間がかかりそうです。
一般人にはまだまだ…
春節の入国、8日目から条件付きで在宅検疫可能に=来月14日から/台湾 – フォーカス台湾 https://t.co/hsWHDYzFyc
— 桂花くいほあ (@GrukHimmelreich) November 17, 2021