新型コロナワクチン、3回目は「交差接種」可能に
政府は11月17日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、1〜2回目と異なるワクチンを接種する「交差接種」を認める考えを明らかにしました。
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種、どの接種会場でもファイザー製、モデルナ製といった複数種を取り扱えるように
接種を受ける人の希望に応じ、選びやすくするのが狙い
1、2回目と異なる製品を3回目に打つ「交差接種」も可能
🤔マジか…… https://t.co/vDpaN2mpUg
— おると🔨🐦整形外科医 (@Ortho_FL) November 18, 2021
これまでは同一ワクチンの接種が原則だった
1〜2回目の接種については、同一種類のワクチンを続けて接種することが原則で、自治体の接種ではファイザー製が、自衛隊の大規模接種や職域接種などではモデルナ製が主に使われてきました。3回目の接種では希望者が予約の段階でどのワクチンを打つのか選べるようになる可能性があります。
1つの会場で複数のワクチン
これまでの1〜2回目の接種は、1会場1種類となっており、会場ごとに接種するワクチンが決まっていましたが、3回目の接種では、1つの接種会場でも複数の種類を取り扱うことができるようになります。
交差接種の効果は?
アメリカでは、ファイザー製とモデルナ製のいずれかを2回接種した人を対象にした臨床実験が行われています。3回目に再び同一のワクチンを接種した場合、中和抗体価は10.2〜20.0倍に上昇しましたが、3回目に異なるワクチンを接種した場合も11.5〜31.7倍となり、同一ワクチンと同等あるいはそれより高い効果が出ています。
気になるのは副反応
この実験では副反応について「2回目までに起きたものとほぼ同程度」としており、やはりこの点が気になります。
医療従事者の接種が始まる12月にはさらに詳しい情報が出てくると思いますので、常に確認しながら判断していきたいですね。
COVID-19ワクチン追加接種接種について。preprint
ファイザー製、モデルナ製、J&J製の接種者に対して、接種間隔12週間以上で各3種類のワクチンを用いて追加接種し、3×3=9通りの抗体価を比較。
中和抗体は同種接種で4.2-20倍、交差接種で6.2-76倍に増加した。
すべての組合せで副反応は大きな問題はなし pic.twitter.com/SS0iMtBv5K— Sukuna (@SukunaBikona7) October 14, 2021
LAで、4月にジョンソン・エンド・ジョンソンを接種、そして先月、医師の指導のもとファイザーのブースター接種をした
Btw I was vaccinated in LA with the J & J vaccine in April and last month I received a Pfizer booster under the guidance of my doctor#YOSHIKI https://t.co/Ndt93ztmkC pic.twitter.com/0qxz9yTDO2
— Yoshiki (@YoshikiOfficial) November 18, 2021