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各国の新型コロナ対策を振り返る(2)感染対策を優先した国

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各国の新型コロナ対策を振り返る(2)感染対策を優先した国

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大から1年以上が経過し、各国のコロナ対策の結果が表れ始めています。ここでは経済活動よりも感染対策を優先した国の成果について振り返ってみようと思います。

おすすめリンク:各国の新型コロナ対策を振り返る(1)(経済を優先した国)

変異株の流入も食い止めた台湾

「感染対策に成功した国」として、多くの人の頭に浮かぶのが台湾でしょう。詳細はコラム「台湾のコロナ対策はなぜ成功していると言われているのか」でも紹介しましたが、デジタル担当大臣の唐鳳(オードリー・タン)さんが中心となり、臨機応変で迅速な対応を次々と講じたことで、周辺国で巻き起こっていた第1波の流入を食い止めることに成功しました。世界中で変異株が猛威を振るっている現在も、1日あたりの感染者がわずか5人(4月14日)、昨年からの累計感染者数が1067人(4月14日現在)と、驚くべき結果を出しています。

 

迅速なロックダウンで成功したNZ

台湾とともに成功例として挙げられるのがニュージーランド。第1波の襲来時には他国に先駆けてロックダウンに踏み切るなど、迅速な対応で感染拡大を食い止めました。

その後は経済活動再開にシフトしますが、大都市オークランドなどで市中感染が発生すると直ちにロックダウンを実施するなど徹底したコロナ対策を実施。1日あたりの感染者数が2人、累計感染者数が2591人(4月15日現在)と、封じ込めに成功しています。

こうしたアーダーン首相のコロナ対策は国民にも支持されており、昨年10月の総選挙でも首相率いる労働党が勝利を収めました。

4月19日からはオーストラリアとの「入国後隔離免除」による往来も再開するなど、感染対策の成功により、経済活動もさらに活発化しています。

上記2カ国は「迅速な対策」を「国民の高い支持」が後押ししたという面が見られます。他には「島国」「IT化が進んでいる」「女性リーダー」という共通点もありますが、同じ「島国」の日本も、もっとできることがあったのではないかと思わずにいられませんね。

IT を駆使して感染を封じ込めた中国

最初に新型コロナウイルス感染症が確認された中国では、国が主導して徹底した感染対策を実施。昨年1月23日に湖北省武漢市から他地域への移動を完全に禁止した様子は日本メディアにも大々的に報じられました。

その後も「健康コード」と呼ばれるスマートフォンアプリを使った管理システムにより、各人の感染状況や濃厚接触者などを把握。この「健康コード」が安全を示す「緑色」でなければ施設や公共交通機関が利用できないというルールを設け、アプリを一気に普及させました。現在では国内の移動も段階的に緩和され、観光地などは活気を取り戻しつつあるようです。

自国が開発した新型コロナ不活化ワクチンの接種も進んでおり、「ワクチンパスポート」も導入されています。2022年の北京冬季五輪・パラリンピックを成功させるために、他国と違って「力業」の印象はぬぐえませんが、さまざまなIT技術やネットワークを駆使すれば、大きな国でも感染抑制が可能ということを示した例といえるでしょう。

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