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謎に包まれたロシア製ワクチンに迫る

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謎に包まれたロシア製ワクチンに迫る

中国製ワクチンと並んで、日本であまり報道されていないのがロシア製ワクチン。3月に「プーチン大統領が接種した」(※1)と報道されましたが、種類や安全性などのデータはあまり伝わってきません。

ここでは、そんな秘密のベールに包まれたロシア製ワクチンについて調べてみたいと思います。

ロシア政府が承認したものは3種類

ロシアではこれまでに「スプートニクV」「エピワクコロナ」「コビワク」の3種類が国内で承認されています。開発機関は「スプートニクV」が国立ガマレヤ疫学・微生物学研究所、「エピワクコロナ」が国立ウイルス学・生物工学研究センター(別名ベクトル)、「コビワク」が政府系のチュマコフ研究所と、いずれも国の主導によるものです。

世界に先駆けて承認された「スプートニクV」

旧ソ連の人工衛星打ち上げ計画や、ロシア政府系通信社などの名称に使われてきた「スプートニク」(付随するもの)。そうしたロシアにとって重要な名前が付けられたのが、2020年8月に世界で初めて承認された新型コロナワクチン「スプートニクV」でした。ワクチンの種類は「不活化ワクチン」で2回の接種が必要となります。

予防効果は91%という結果も

このワクチンについては最終試験前に承認されたこともあり、各国からは当初、安全性に関する疑問の声が上がっていました。しかし、21年2月に英医学誌「ランセット」がこのワクチンの最終臨床試験(治験)で91.6%の予防効果があったとの論文を掲載(※2)したことで、欧州などでの評価が一変。

ハンガリーやスロバキアで既に国民への接種が実施されているだけでなく(※3)、ワクチン接種が進まないドイツでも承認が検討されたり、ヨーロッパからロシアへの「ワクチン接種ツアー」が企画されるなど、政治的に対立するEU各国からも注目を集めています。

50カ国以上が承認するが懸念の声も

欧州以外の国でも「スプートニクV」の接種や供給は進んでおり、アルゼンチンでもフェルナンデス大統領が1月に接種を受けました(4月にコロナ感染が判明、※4)。

感染者が世界で2番目に多い国となったインドでも、ワクチン接種を迅速に進めるため、4月12日に国内での使用を承認。インドでの生産体制を構築し、夏には月5000万回分の生産を開始する予定になっています。

これまでに50以上の国・地域で承認されており、接種が進んでいるものの、安全性などのデータがあまり公開されていないことに懸念を示す声も多く、EU幹部は「自国の接種が進まないのに、なぜ何百万ものワクチンを提供しているのか」「ロシアンルーレットのようなものだ」などと述べています(※3)。

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