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大阪で感染が拡大した理由とは?

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大阪で感染が拡大した理由とは?

新型コロナウイルスの感染拡大により、1日あたり1000人以上の新規感染者が出ている大阪府。4月20日も1153人で、火曜日としては過去最多の数字となりました。

吉村府知事は20日、政府に対し3回目となる緊急事態宣言の発出を要請。医療現場もひっ迫し、緊迫した状況が続いていますが、感染が急拡大したのはなぜでしょうか? さまざまな点から調べてみました。

約1カ月で38人から1220人に

大阪府に1月13日から出されていた2回目の緊急事態宣言は、吉村知事ら地元の要請を受け、期限を前倒しして2月28日に解除されました(※1、東京など首都圏は1月8日〜3月7日)。解除1週間後の3月8日には新規感染者数がわずか38人になるなど、3月初旬は1日平均70人前後で推移していましたが、3月下旬には200人を超え、4月に入ってからさらに急増。1000人を超える日が続き、4月18日には過去最多の1220人になりました(※2)。

変異株「N501Y」が流行

府などが実施した調査によると、感染者の約8割が英国型の変異株「N501」に感染していました(※3)。感染力が強く、重症化しやすい変異株が流行したことで、大阪府やその周辺での感染拡大につながったとの見方もあります。

「人々の行動」が原因との声も

一方、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は4月7日、衆議院の厚労委員会で「変異株が影響した可能性は否定できないが、主たる原因は人々の行動だ」と述べました(※4)。

18日の感染者1220人のうち、20代が最多の334人となっており、全体の約3割を占めています(※2)。また、変異株陽性者に占める10代以下の割合が約19%で(※3)、従来の新型コロナウイルスでは感染しづらいとされてきた若者中心に感染が拡大していることがわかります。

「人々の行動」を促した要因は?

では、何が若者を中心とした人々の外出を増やしたのでしょうか。大阪府によると、大学生の飲み会や卒業旅行でクラスターが発生しており、春休みや年度替わりの時期に若者の移動が活発化したことが要因となっているようです(※5)。

緊急事態宣言解除後2週間で増加傾向に

上に述べたように2月28日に緊急事態宣言を解除してから1週間ほどは感染者数も低い水準で推移していましたが、解除2週間後から増加傾向に転じました。感染から発症、確認までのサイクルを約2週間とすると、このデータは宣言の解除が人々の移動に拍車をかけたことを物語っています。政府はその後、「まん延防止等重点措置」などの措置を講じましたが、一旦緩んだ人々の行動はすぐに戻ることはありませんでした。

東京などの首都圏は大阪より1週間遅れて緊急事態宣言を解除しましたが、4月に入ると東京都の感染者も700人を超える日が増えてきています。

 

3回目の緊急事態宣言について、メディアは早速批判的なコメントを始めていますが、宣言が効果を持つかどうかは、政治家でもメディアでもなく、その地域に住む人々の行動にかかっているとの意見もあります。

第4波の収束に向け、一人ひとりがもう一度、できる限りの感染対策を取ることが大切ではないでしょうか。

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