コラム新型コロナの基礎知識

政府の新型コロナ対策分科会の尾身会長ってどんな人?

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政府の新型コロナ対策分科会の尾身会長ってどんな人?

政府の新型コロナ対策分科会の会長で、感染拡大当初から現在まで記者会見やメディアで感染対策を訴え続けている尾身茂氏。菅首相の会見に同席して、首相から無茶振りされても丁寧に答える姿が印象的ですが、どんな経歴を持つのかご存じでない方も多いと思います。今回はそんな尾身会長について調べてみました。

外交官に憧れるも医師の道へ

高校時代にアメリカ留学をしていた尾身氏。帰国後は外交官や商社マンに憧れて東大法学部への入学を目指しますが、学生運動で入試が中止となり、慶應義塾大学法学部に入学します。しかし、入学した慶應義塾大学もストライキで授業が減り、さまざまな本を読み漁っていた時に内村祐之氏が書いた「わが歩みし精神医学の道」と出会い、医学への道を志すようになります。父の猛反対に遭いながらも医学部入学に向けて猛勉強を開始。慶應義塾大学を2年で中退し、合格した自治医科大学に1期生として入学します。

WHO西太平洋地域の責任者に

医学博士を取得後、厚生省(当時)に入り、1990年からはフィリピンのマニラにある世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局で感染症対策に取り組みます。その活動が評価され、1998年にはWHO西太平洋地域事務局の事務局長選挙に当選し、事務局長に就任します。10年間の在任中はSARS対策で陣頭指揮を取り、結核や鳥インフルエンザ対策でも力を発揮しました。日本政府からWHO事務局長の候補者として擁立されますが、惜しくもマーガレット・チャン氏に敗れています(※マーガレット・チャン氏の次の事務局長は現職のテドロス・アダノム氏です)。

西太平洋でのポリオ根絶に貢献

尾身会長のWHOでの功績の一つに、西太平洋地域でのポリオ(急性灰白髄炎)根絶があります。ワクチン接種を進めるために、フィリピンでは当時のラモス大統領に働きかけ、紛争当事者同士で停戦協定を結ばせ、クメール・ルージュとの内戦状態にあったカンボジアでも同様の措置を取らせたそうです。各国にさまざまな形で働きかけ、ワクチン接種を進めた結果、WHOは2000年10月に西太平洋地域のポリオ根絶を宣言しました。こうした活動が評価され、ベトナムの名誉国民賞や、ラオスの国民栄誉賞も受賞しています。

帰国後は新型インフル対策などに取り組む

2009年に帰国してからは、自治医科大学教授や地域医療機能推進機構(JCHO)理事長などを務めています。2009年3月に日本でも新型インフルエンザが確認された際は、専門家諮問委員会の委員長として、初期の感染が拡大していた大阪府と兵庫県に学校閉鎖などを提言するなど、感染拡大防止に取り組みました。

政府首脳や野党、メディアに対し、常にわかりやすく説明しようとする尾身会長。今回のコロナ対策で政府や政治家がもっと尾身会長の話に耳を傾けていれば、あるいは尾身会長自身が陣頭指揮を取れる体制であったならば、感染対策の結果はまた違っていたかもしれません。

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