コロナワクチン接種率100%! ナウルの謎に迫る!
ナウル共和国政府観光局の日本語公式ツイッター(※1)が5月13日、同国が世界で初めて18歳以上の全国民と在住外国人への1回目の新型コロナワクチン接種を終えたことを明らかにしました。この快挙を達成したナウルはどんな国なのでしょうか?
人口1.3万人、感染者ゼロ
ナウルは南太平洋に浮かぶ島国で、ツイッターの日本語公式アカウントによると、面積は品川区ほど(21.1平方キロ)で、総人口が1.3万人。ちなみにこちらの日本語公式アカウントのフォロワー数は、ナウルの人口を上回る19.4万人となっています。
昨年の新型コロナウイルスの感染拡大以降、これまでに感染者は一人も確認されておらず、北朝鮮などとともに数少ない感染者ゼロの国となっています。
COVAXでワクチンを調達
ワクチンの調達はWHOが主導するワクチン共同調達の国際枠組み「COVAX」を通じて行われ、アストラゼネカ製ワクチンが供給されています。2回目の接種は7月に行われる予定です。
徹底した水際対策で流入封じる
在ナウル日本大使館のホームページ(※2)によると、現在ナウルに渡航する場合、入国直前にナウルが指定する国・地域に14日以上滞在しなければならないなどの厳格な水際対策が取られています。多くの国からナウルに向かうにはハードルが高すぎるため、渡航者が減っていることも封じ込めが成功している大きな要因になっているのかもしれませんね。