モデルナ製コロナワクチンってどういう特徴があるの?
日本での接種に使われる新型コロナワクチンは、米国のモデルナとファイザー、英国のアストラゼネカの3社から供給されますが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。ここではモデルナ製ワクチンについて調べてみました。
種類はmRNAワクチン
ワクチンの種類は「mRNAワクチン」で、体内でコロナの抗体を作るときに必要な「スパイクタンパク質」(コロナウイルスの表面にあるトゲトゲ)を、遺伝情報を伝達するメッセンジャーRNA(mRNA)を使って作るタイプとなります。
冷凍庫での保管が必要
mRNAは非常に壊れやすいため、マイナス25℃からマイナス15℃の冷凍庫で保管し、接種する前に解凍する必要があります。使用する冷凍庫は一般的な医療用冷凍庫でも可能となっています。
筋肉注射で2回接種
新型コロナワクチンは筋肉注射で2回接種のものが多いですが、こちらもその形になります。2回目の接種は1回目が終わって28日後に受ける必要があります。
21年9月までに2500万人分供給予定
このワクチンの日本での流通は武田薬品工業が担当していて、1月から国内で日本人を対象とした臨床試験が行われています。3月に承認申請が行われる予定で、申請が通れば供給開始となります。日本政府はモデルナ社や武田と21年9月までに2500万人分の供給を受ける契約を結んでいます。