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台湾で感染が拡大した理由は?

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台湾で感染が拡大した理由は?

新型コロナウイルスの感染拡大初期から徹底した感染封じ込め策を取り「コロナ対策の優等生」として称えられてきた台湾(過去記事23)。そんな台湾で5月に入り、市中感染が急激に拡大しています。台湾で急速に感染が拡大したのは、どうしてだったのでしょうか?

17日にも感染者数が過去最多を更新

台湾では5月17日、過去最多となる1日当たり335人の新規感染者が確認されましたが、うち333人が市中感染、2人が国外からの輸入症例となっています。5月14日時点で累計1290人だった感染者数も、その後3日間の数字を加えると2017人となり、ここ数日の感染拡大がはっきりと示された形となっています。

発端は中華航空のパイロット

感染拡大の発端となったのは、台湾と海外を行き来する国際線パイロットでした。台湾では通常、海外から戻った場合は14日間の隔離が必要ですが、頻繁に行き来する国際線パイロットについては特別に隔離期間を3日間に短縮していました。

感染が判明した中華航空のパイロットは4月29日に1回目のワクチン接種を終えましたが、その後、倦怠感や発熱などの症状が出たことから、5月6日に検査を受けたところ陽性と判定され、翌日には家族の感染も明らかになり、同僚や滞在していたホテル関係者などに感染が広がりました。

徹底した追跡調査で感染を食い止められるか

台湾の衛生当局は感染者をナンバリングしていて、メディアも「感染者1135番は1129番の夫」などのように、どの感染者が誰から感染し、誰に感染させたかを、その番号で公開しています。名前こそ非公開であるものの、知人などが見れば一目瞭然で、プライバシーもほぼ存在しないような状況ですが、徹底した行動追跡によって、短期間で感染拡大を食い止めようとする姿勢は伝わってきます。

日本でも昨年、屋形船クラスターやクルーズ船クラスターの際にはこうした動きがありましたが、その後の感染者の急増に追跡が追いつかず、感染経路を明かさない感染者も続出したため、結果的に断念する形となってしまいました。

台湾が増え続ける感染者に対し、どこまでこの形で追跡できるのか、そして短期間で食い止めることができるのか、各国の注目が集まっています。

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