アストラゼネカ製ワクチンってどういう特徴があるの?
日本での接種に使われる新型コロナワクチンは、米国のモデルナとファイザー、英国のアストラゼネカの3社から供給されますが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。ここではアストラゼネカ製ワクチンについて調べてみました。
種類はウイルスベクターワクチン
ワクチンの種類は「ウイルスベクターワクチン」で、抗体を作るときに必要な「スパイクタンパク質」(コロナウイルスの表面にあるトゲトゲ)を作る遺伝子を、無害な別のウイルスに組み込み、ウイルスごと投与するタイプとなります。
冷蔵庫で保管できる
2℃から8℃の冷蔵庫で保管できるので、冷凍庫が必要なmRNAワクチンよりも輸送や保管がしやすいです。開封後は冷蔵庫保管で48時間以内、室温で6時間以内に使い切る必要があります。
筋肉注射で2回接種
新型コロナワクチンは筋肉注射で2回接種のものが多いですが、これもその形になります。2回目の接種は1回目が終わって28日後に受ける必要があります。
6000万人分供給予定で4000万人分は国内製造
日本政府はアストラゼネカと6000万人分の供給を受ける契約を結んでいます。このうち4000万人分は同社から委託された日本国内の医薬品メーカーが製造する予定となっています。ワクチンの確保が世界的な課題となっているので、国内で製造して供給できるようになれば、スムーズな接種につながると期待したいですね。